有料自習室 

 有料自習室 おすすめ!

 

私は、1年間のアルバイト&宅浪生活を経て、現在旧帝大に通っている大学生です。

 

今回は、私が宅浪時代の自習室場所として利用した有料自習室についてお伝えします。

 

 そもそも、有料自習室って何?という方も多いでしょう。実際、有料自習室は数も少なく、東京都内でも山手線沿線などの大きな駅の近くにしか有料自習室はありません。

 

 有料自習室では、お金を払って自分専用の席を契約することで、いつでも自分の専用席で自習ができます。自分専用の席なので、他人が使うこともなく、いつ行ってもあいています。また、置き勉(勉強道具を席に置きっぱなしにしておくこと)も可能です。

また、契約者以外は室内に立ち入れないので、安全性も高く、静かな環境で勉強ができます。

 

 ちなみに有料自習室や、自分が契約する席の広さによっても値段は変わりますが、大まかにいうと、1か月あたりの利用料金は15000円ほどです。

 

今回は有料自習室のメリットについて実際の体験談を語ります。

 

①専用席である

 有料自習室で使用する席は自分専用です。そのため、図書館などの席と違って、席取りのために早くから並ぶ、という必要はありません。また、図書館などでは、昼ご飯などに長時間席を離れると、注意をされてしまします。有料自習室ではこのようなことは一切ありません。

 

②モチベーション

 有料自習室では、勉強に熱心な人が集まっています。皆、お金を払ってまで勉強したい、という人が集まっています。大学受験の受験生だけでなく、司法試験や公認会計士の試験に備える社会人も多くの人が自習室を契約しています。実際、夕方以降になると、高校生や浪人生よりも、社会人の人たちの方が多いです。

 

 彼らは皆、試験に向けて必死に勉強を行っています。普段、高校生や浪人生だけがいる環境で勉強をしていると、なんで自分は勉強しているんだろう、と、モチベーションが下がってしまうこともあります。浪人時、モチベーションを維持するのに苦労しましたが、有料自習室での社会人の必死な姿を見ることで、大学受験くらい乗り越えてやる、という気持ちになります。

 

 

③置き勉

 有料自習室では置き勉が可能です。毎日重い荷物を背負っていかなくてよいのです。自分の机の上が棚になっていて、そこに軽く30冊くらいは置けるスペースが確保されていました。私は高校3年の時は重い教材を運びすぎてかばんを壊したこともありましたが、有料自習室に通うようになってからはほとんど置き勉をしていたため、筆箱1つだけでよくなりました。

 

④開館時間

 有料自習室は開館時間が長いです。私の通っていた自習室は、年中無休で7:00~23:00まで毎日開館していました。図書館は早くても9時開館が普通で、21時にはたいてい閉館します。また、図書館は、年末年始やお盆は休館日になってしまうことも多いです。これに対し、有料自習室では、センター試験前の年末年始などにも自習室でしっかり勉強ができるのは大きなアドバンテージになります。有料自習室には、お正月の元旦の朝7時から勉強している受験生もいました。

ちなみに極端な例では、24時間開館の自習室もあります。自分が勉強したいと思ったときにいつでも勉強できるのは大きな強みです。

 

⑤安全性

 有料自習室は安全性が高いです。たまに図書館にいる、異臭を放つ人、職員に大声をあげている人など一切いません。もしそのような場面に遭遇したとしても、管理者が責任をもって対処します。

 加えて、有料自習室にはきちんとした規則があります。たとえば、私の通っていた自習室は音漏れ防止のために、イヤホンの使用が禁止されていました。利用者側もきちんと規則を守っており、イヤホンをして自習している人は私の通っていた自習室にはいませんでした。

 

⑥設備

 有料自習室の方が単純に設備が良いです。私の通っていた自習室では、ミネラルウォーターと熱湯が利用可能でした。そのため、ちょっとおなかがすいた時でも、いつでもカップラーメンなどが食べられます。

 また、これは私の通っていたところではありませんが、コーヒーが飲み放題の自習室もありました。眠気覚ましには最高です。

 

⑦空調

 有料自習室は空調が快適です。図書館など公共の施設は節電対策がなされ、夏は暑く、冬は寒い傾向にあります。この点でも有料自習室ならばそこまで節電しているわけではないので、快適です。

 

 

 たくさんのメリットを挙げてきましたが、この中でも特に重要だと私が思うのは、①の自分専用の席であることと、③の荷物が軽くなること、そして、④の開館時間の長さです。できるだけ、受験生は勉強以外で余計なことを考えたり、体力を使いたくないものです。有料自習室ならば、席が空いているか心配になることもないし、重い荷物で疲れることもありません。教材はけっこう重いものです。受験生ならば、普通に10kgはあるでしょう。毎日米袋を背中に背負って、混雑する電車やバスに乗るようなものです。思ったよりも体力を使います。

 また、受験生は朝型が大切、と言われますが、実際朝7時から開館しているのは予備校の自習室でもなかなかないでしょう。朝から勉強をすると、とっても気持ちの良いものですよ。

 

 ぜひ、有料自習室を検討している方はぜひ、見学に行ってみてください。また、たいていの自習室は1時間単位や、1日単位で有料ですが利用可能です。実際に、有料自習室で勉強してみてから決めるのもよいでしょう。私は3つくらい見学して、場所や、値段、設備などから最終的に自習室を決めました。

 

 ぜひ、有料自習室の設備や利点をフル活用して、受験勉強を有利に進めましょう!!

 

応援しています。