出雲大社と周辺の観光地

2019年春 出雲大社に行ってきました!

 

 出雲大社は日本で超有名な観光地のうちの一つです。今回はそんな出雲大社に行った際の旅行記と、周辺の観光スポットも合わせてお伝えします!

 

今回実際に旅行したルート

 

サンライズ出雲出雲市駅ー出雲大社出雲大社の滝ー出雲大社前で昼食ー稲佐の浜

展望台ー出雲市駅ー松江しんじ湖温泉駅松江城松江駅

 

 

 まずはサンライズ号に乗車。今回はサンライズ出雲の寝台車で行きました。現在日本では唯一の夜行定期列車となってしまったサンライズ号。車内はとってもきれいで、まさに動くホテルです。

 ぜひサンライズ出雲に乗って、出雲大社への道中も楽しんでしまいましょう!

 

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出雲市駅に到着

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 さて、ここで一畑電車(いちばたでんしゃ)に乗り換えて出雲大社まで向かいます。出雲市駅と出雲大社駅はかなり離れているので、徒歩では行くことができません。出雲市駅からは一畑電車またはバスを利用するのが一般的です。

 

今回は一畑電車に乗ります。

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 1両編成で1時間あたり1本程度しか運行されないので、よく時刻表を確認しましょう。ちなみに、この電車は、サンライズ号に接続する列車だったので、かなり混雑しました。

 

車内には、出雲大社のマスコットキャラクターが車両の中央部に座っていました。

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さて、途中駅で乗り換えて、合計で20分ほどで出雲大社前駅に到着です。

 

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ここから出雲大社までは徒歩で10分ほど。まずはメインの出雲大社へ直行します。

 

 

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 出雲大社に到着。この写真は実は本殿ではありません。本殿はこの写真の場所のすぐ奥にあります。本殿にお参りはしたものの、人が多くてうまく撮れませんでした。

 

 出雲大社に参拝したら、次は出雲大社の境内の中にある滝を見に行きました。出雲大社に向かって右側に道が続いているのですが、その道をいくとすぐのところに滝があります。この滝は意外と穴場で、境内はそこそこ人で混雑していたのに、滝の方はほとんど人がいませんでした。

 

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  これは滝の前にあるベンチから撮ったものです。大きい滝もいいのですが、このように小さい滝も風情があってまた良いものです。小鳥のさえずり声も聞こえてきて、心地よかった。いとをかし。

 

 

 滝ですこし落ち着いたら、お昼頃になったので、昼食をとることに。出雲大社前駅から出雲大社へと続く沿道には、たくさんの商店街のようなお店があります。飲食店もあるし、土産物屋さんもたくさんあります。

 

 飲食店はおいしそうでしたが、やはり観光地価格ということで値段は高め。学生の自分には少々きびしい金額でした。

 

 しじみバーガーなどもありおいしそうでしたけどね。。。

 

 結局、ラーメンでおなかを満たすことに。しじみラーメンが食べたかったのですが、値段も高めだし、このあとまた一畑電車に乗って松江の宍道湖の方に向かうことになっていたので、しじみラーメンはそっちで食べることに。

 

 

 昼食後、徒歩で稲佐の浜に向かいました。

徒歩だと20分くらいかかりますが、これくらいは大丈夫でしょう。

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稲佐の浜にそびえる巨大な岩。それが稲佐の浜のスポットです。

 

近くに行くと、この岩に鳥居もありました。

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一面が砂浜で風は強かったですが、いい景色でした。

 

 その後は稲佐の浜から違うルートを通って出雲大社駅に戻ることに。その道の途中にあるちょっとした展望台にも上りました。とってもすいていました。稲佐の浜が一望できます。

 

 これで、出雲大社の付近を徒歩でたどったルートは終わりです。出雲大社は、本殿こそ観光客でいっぱいですが、ツアーバスなどで来る人も多いためか、少し歩くと途端に人が減ります。しかし、魅力的な観光スポットは出雲大社本殿だけでなく、その付近にも点在しています。そのため、徒歩でまわると、ゆったりした気持ちの良い観光ができるのではないでしょうか。

 

 さて、出雲大社駅に戻ってきました。ここからは一畑電車に乗って、もう一足伸ばして、松江の宍道湖を目指します。

 

 歩き疲れからか、ウトウトしていたら、ついてしまいまいした。

 

 松江しんじ湖温泉駅に着いたら、駅前にある宍道湖しじみ館に行きましょう。ここの魅力は何といってもしじみバーガーです。ほかにもお土産物もありますが、しじみバーガーを気軽に食べられるのはここくらいでしょう。しじみバーガーって検索したら、たくさんお店が出てくるのかな、と思っていましたが、意外にもそんなことはなかったです。しじみバーガーを食べるならここで食べるべし。ただし、しじみバーガーが食べられるのはは16時までなので、注意。

 

 ちなみに、宍道湖しじみ館は、松江しんじ湖温泉駅のすぐ近くです。松江駅からは徒歩で行くのは少し大変です。二つの駅はバスで連絡するほど、離れています。

 

そのあとは、松江城にも足を伸ばしました。徒歩15分くらい。

 

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台車を使って、資材などを運ぶのでしょうか。いまでも使われているような感じでした。珍しかったので、撮りました。

 

 

 

 松江城の近くには、お土産屋さんもあります。そこで買ったのが、このしじみマドレーヌ。しじみエキスが入っていて、とってもおいしかったです。ちなみに、マドレーヌはふつう、ホタテの貝殻を模した形になっているのですが、これはもちろんしじみ型です。

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 さて、日も暮れてきたので、温泉に入ることにしました。

駅前に足湯もあります。

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 温泉は、駅名の通り、松江駅ではなくて、松江しんじ湖温泉駅周辺に集まっています。

ホテルの温泉に日帰り入浴もできるようですが、受付時間に注意。

 

 今回はちどり湯、というところで入浴しました。こちらは地元の方もよく来られるみたいで、価格も安く設定されています。

 

 

 温泉に入った後はバスで松江駅に。お待ちかねのしじみラーメンを食べに散策しました。

 

 そこで、見つけた、屋台。しじみラーメンがちゃんと売っていました。即決で食べることに。

 

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  塩ラーメンに味のしみ込んだしじみが乗っていて、おいしかったです。あっさり系のスープでさっぱりできました。

 

 

 みなさんもぜひ出雲大社に行ったときには、本殿だけではなく、稲佐の浜や、宍道湖にも足を伸ばしてみてくださいね。私は一日で両方とも行ったので、少々ハードでした。

 

 次行くときは宿泊したい!!!

 

 

 

 

熊本城 復興

 

 2019年3月熊本城に旅行に行きました。

 

 ご存じの通り、熊本県を中心とする地域は2016年に発生した熊本地震で大きな被害を受けました。しかし、熊本に住んでおらず、テレビなどで少し情報を手に入れただけ、という人も多いでしょう。大きな災害であっても、現地に住んだことがなかったり、行ったことがない人にとっては、どうしても現地で実際に経験した人に比べて実感がわきにくいものです。これは仕方のないことです。

 

 私は東日本大震災が発生する3年前まで、岩手県に住んでおり、実際にのちの東日本大震災津波による甚大な被害を受けた沿岸地域も何度も訪れたことがありました。沿岸部で釣りをしたり、潮干狩りをしたり、展望台に上ったり、と沢山遊んだ経験がありました。そのため、東日本大震災発生時は東京に住んでいましたが、テレビで少し地震津波の報道を聞いただけで、まるで現地で実際に体験しているかのような強い実感がわきました。その後復興が徐々に進んでいく様子も、複数回にわたり、実際に見に行きました。

 

 このように、現地の様子を実際に見ることは、そこで起こったことを理解するのに、非常に重要です。

 

 そこで、震災復興に興味にある私は、今回九州旅行の最後に熊本城を訪れました。今回は、現在(2019年3月)の熊本城の様子をお伝えします。

 

熊本駅から、路面電車に乗って、15分ほどで熊本城前の停留所に到着します。

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熊本 路面電車

 

 

そこから5分ほど歩くと熊本城の入り口につきます。私は、熊本城に行く前、お城はだいぶ修復されていて、石垣の近くくらいまでは見学できるのかな、と思っていました。しかし、熊本城へ向かう道はすべて閉鎖されており、隣接する公園側から熊本城を見ることしかできませんでした。

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地震後に訪れる観光客向けに設置された看板

 この写真からも分かるように、城内には順路が書いてありません。落石の危険があるため、立ち入りが規制されています。

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立ち入り禁止

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 路面電車にはたくさんの外国人が乗っており、熊本城の停留所で大勢の外国人の人が降りていきました。しかし、このように立ち入り禁止の看板ばかりであるので、中に入れず、彼らは少し困惑している様子でした。

 

 

 結局、案内を見たところ、隣接する公園側から熊本城の外観が見れます、と書いてあったので、案内の通りに行ってみました。

 

 公園側からみた熊本城が次の写真です。

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熊本城 公園側から

 

 このように、工事中なのがわかります。

 

 そして、もう少し近くで、石垣の見える場所があったので、行きました。

そこは、、、

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  このようにかなりの部分が崩れたままに残されています。

 

 熊本城に行くまでは、ここまで地震の被害の爪痕がまだ残っているとは思っていませんでした。そのため、この光景を見たときは、ものすごく驚きました。そして、震災被害からの復興は、数年でできるものではないと、身に染みて感じました。

 

 

 また、熊本城の復興がなかなか進んでいない理由はもう一つありました。

それは、熊本城が歴史的建造物だからです。単に、崩れたり、欠けたりした石をうまい具合に重ねて元通りにすればいいわけではないのです。完全に元の姿に戻すことが求められるのです。つまり、欠けたりした石はもともとくっついていた石はどれなのか、科学的に分析した上で、その石同士を貼り合わせます。さらに、貼り合わせたそれぞれの石を元通りの高さで、元通りの順番で積みあげるのです。

 

 そのため、下の写真のように、一つ一つの石に、崩れた地点などの情報が書き込まれているのです。

 

 膨大な数の石が崩れてしまい、ばらばらになってしまったわけですから、それを修復するのは気の遠くなりそうな作業が必要なのです。

 

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番号の割り振られた石

 

 実際、現地に行ったことで、お城を修復するのはとても大変な作業なのだ、ということを強く感じました。

 

 これと同様に、東日本大震災熊本地震もですが、なかなか復興するのは大変なのです。現地に行くと、現地の抱えている問題、苦労などが手に取るようにわかります。

そして、現地で起きているリアルな現状を伝えていくことはとても大事なことだと思っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

東海道新幹線 ひかり

東海道新幹線 ひかり

 

 東海道新幹線は日本で新幹線と言われたら一番多くの人が思い浮かべる新幹線だろう。いわずと知れた、日本を代表する新幹線である。

 

 東海道新幹線の沿線には、東京(人口1000万人)、横浜(370万人)、静岡(60万人)、浜松(70万人)、名古屋(230万人)、京都(150万人)、大阪(270万人)など、日本の中でもトップクラスの人口を抱える都市がいくつも集まっている。そのため、東北新幹線などと違い、各駅からの東京への旅客需要が多くを占める、というわけではなく、各都市間の輸送需要もものすごいのだ。東北新幹線は典型的な先細り型の需要(東京から離れるにしたがって需要もどんどん小さくなっていく)だが、東海道新幹線は、ほぼどの区間でも需要は一定である。若干東京に近い区間の方が需要が高いくらいか。(実際に昼間のダイヤでは、東京名古屋間の方が名古屋新大阪間よりも一時間に1本だけ本数が多い。)

 

 そのため、東海道新幹線では均等に需要が存在するので、特急、急行、各駅停車のように、各駅の需要に大まかに比例させて新幹線を止めていけばいいのである。この点では、東北新幹線よりもダイヤがわかりやすく、すっきりしている。

 

 今回はひかり号がメインであるが、のぞみ号とこだま号についても軽く触れたいと思う。

・のぞみ号 

 停車駅は全列車共通で、東京、品川、新横浜、名古屋、京都、新大阪。

 

 日本の三大都市圏間の旅客需要にこたえる停車駅となっている。JR東海は次回のダイヤ改正で、こののぞみ号を一時間当たり最大12本に増やすとしている。しかも、東海道新幹線は本数がこれだけ多いのに、ほかの新幹線に比べてかなり混んでいる。三大都市圏だけでもその需要には圧倒される。

 

・こだま号 

 停車駅は全列車共通で、東京、品川、新横浜、小田原、熱海、三島、新富士、静岡、掛川、浜松、豊橋三河安城、名古屋、岐阜羽島米原、京都、新大阪。

新幹線の各駅に停車する。東海道新幹線のなかでは利用者が比較的少ない駅への需要や、静岡県内の速達移動の需要にこたえる。のぞみ号やひかり号に比べれば、比較的すいている。しかも、万一混んでいても、短距離利用の乗客も多いので、よほどでなければ途中駅からも座ることができる。

 

 また、東海道新幹線は非常に本数が多いため、各駅停車のこだまはのぞみ号やひかり号に、次々と進路を譲っていく必要がある。そのため、東京新大阪間でのぞみ号が止まらないほぼすべての駅で、のぞみやひかりの1本、または2本の通過待ちをする。そのため、東京名古屋間ではのぞみに加えて1時間、東京新大阪間ではのぞみに加えて1.5時間ほど時間を要する。(東京名古屋間は2時間半、東京新大阪間は4時間)

 

 個人的には通過待ちが好きでこだま号は大好きだ。あれほどの本数に抜かれるのは東海道新幹線のこだま号でしか体験できない。こだま号は遅い、と言われるが、在来線に慣れている筆者は全く遅いと思わない。あれだけ通過待ちがあるのに東京名古屋間の所要時間は在来線のおよそ1/3である。さすが新幹線。

 

メインテーマのひかり号について。

 

 東海道新幹線のひかりは大きく分けて2種類に分類される。

 

 静岡県内停車型と岐阜羽島米原型である。このふたつの型がそれぞれ1時間間隔で運転されている。

 

 前者はひかり4○○号で、全列車が東京、品川、新横浜、静岡、浜松、名古屋、京都、新大阪に停車する。これに加えてこのパターンの約半分のひかりがが三島にも停車する。三島はおおむねひかり号が2時間に1本停車する。残った半分のひかりのうち一日上下3本ずつは熱海に停車する。そのほかのひかりは、ひかりの全列車が共通して止まる駅にしか停車しない。

 

 後者は、首都圏~北陸地方への速達旅客需要を目的としたものである。ひかり5○○号がこのパターンに該当する。東京、品川、新横浜、名古屋、岐阜羽島米原、京都、新大阪に加えて、このパターンの半分は小田原に停車し、残りの半分は豊橋に停車する。小田原、豊橋とも、ひかり号は2時間に1本の停車である。

 

 冒頭で述べたように静岡県内は三大都市圏ほどではないが、人口が多い都市がたくさんある。これらの需要にこたえるひかり号と、首都圏と北陸の輸送需要にこたえるひかりの2種類を設定し、様々な輸送需要にこたえようとしている。

 

 また、ひかり号はのぞみ号と同じくらい混雑している。2種類をあわせても1時間当たり2本しか走っておらず、本数が少ないためである。三大都市圏以外の比較的大きな都市に向かう人が速達性の高いひかり号に集中する。

 

ちなみに、ジャパンレールパス、という外国人用の企画乗車券ではのぞみに乗れないので、ひかり号には外国人の団体などが乗ることも多い。

 

 

 

さて、最後に東京名古屋間と、名古屋新大阪間に区切ってひかり号を見てみよう。

 

 東京名古屋間では上述のように、ひかり5○○号はのぞみに1駅だけ停車駅が多いだけである。しかも後続ののぞみ号には東京名古屋間では抜かれない。そのため、東京名古屋間ではのぞみの所要時間と5分も変わらない。これでいて、指定席、グリーン席はのぞみより安くなるのだから、時間があえば、東京名古屋間ではひかり○号の乗ってみるのはどうだろうか。

 

 

 次に、名古屋新大阪間について。この区間ではひかり4○○号がのぞみと全く同じ停車駅と所要時間で運転している。名古屋京都間で見れば、なんらのぞみと変わらない。ひかりなら指定席、グリーン席がのぞみより安いので、乗ってみるのはどうだろうか。

 

 

 最後に、では名古屋駅で東京名古屋間で速いひかり号と、名古屋新大阪間が速いひかり号を乗り継いで東京新大阪間を移動しようと考える人がいるかもしれない。しかし、それはできない。ひかり号はひかり号を追い抜かないからだ。同じ種別の新幹線同士の追い抜きは、東海道新幹線では存在しない。(ちなみに東北新幹線では、やまびこがやまびこを追い抜いたり、はやぶさはやぶさを追い抜くこともある。)

 

 つまり、東京名古屋間で速いひかりに乗って、名古屋で新大阪までの速いひかりに乗り換えようとすると、結局東京から名古屋で乗り換えるひかりに乗ることになる。

 

 しかも、自由席ならまだよいが、指定席やグリーン車では列車ごとに分割して特急券、グリーン券を買わなければいけないので、かえって高くなってしまう。

 

 東京新大阪(京都)間は急ぐ人は素直にのぞみ号を利用しよう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

東北新幹線 上野通過

東北新幹線上野通過

 

 東北新幹線には上野駅を通過する列車が何本かあります。停車駅がランダムで規則もなくわかりづらい、と言われる東北新幹線ですが、きちんとダイヤを眺めていくと、よく考えられた停車駅になっていることがわかります。今回は、上野駅を通過する新幹線に共通することについて考察していきましょう。

 

1 上野駅を通過する東北新幹線

  はやぶさ (下り)5、11、39、41号

       (上り)2、4、6、38号

  こまち  (下り)39号

       (上り)6号

  やまびこ (下り)131号

       (上り)124号

  つばさ  (下り)131号

       (上り)124号

 

 

2 なぜ、上野を通過する新幹線が設定されているのか?

 これは、JR東日本が秋田、新函館北斗、山形などの主要駅から東京駅までの所要時間を1分でも短くして、最速○○分という広告を立てるためです。

 

東北新幹線は(ここではミニ新幹線山形新幹線秋田新幹線も含みます)各駅からの旅客需要が首都圏方面、つまり大宮、上野、東京に集中しています。そして、この3駅の中でも最も利用者が多い東京駅への所要時間をわずかでも短縮するために、最速列車に限り、上野駅を通過しているのです。

 

 

 基本的に大宮、上野、東京には、はやぶさ号も含めた最速達種別の列車も全列車停車となっています。そのため、たとえば、やまびこ・つばさ131号のように、はさぶさも止まる上野駅を通過すると、一見、「あれ?やまびこなのに上野を通過している??」と、下剋上のようなことが起こっているかのように見えます。

 しかし、このやまびこは、つばさと併結をしているため、併結相手のつばさの山形への所要時間を短縮するために通過しているのです。つまり、このやまびこ131号は上野駅を通過しているのですが、このやまびこの所要時間を短縮したいというより、併結するつばさのために仕方なしに上野を通過しているのです。

 

 同様に、はやぶさ・こまち6、39号もこまち号の秋田(大曲)への所要時間を短縮するために、はやぶさが併結するこまちのために上野を通過しているのです。こまち6、39号は、秋田新幹線区間では、盛岡、大曲、秋田にしか止まりません。一方、はやぶさ6、39号は盛岡以北で単独走行する区間においては、停車駅が多くなっています。このことからも、はやぶさ6、39号ははやぶさ自身の所要時間を短縮のために上野を通過しているわけではないことがわかります。

 

 また、全区間単独運転(東京~新函館北斗間)をするはやぶさ5,11、38号は、東京~新函館北斗間の最速列車となっています。こちらは併結相手の列車はいないので、はやぶさ自身の所要時間短縮をねらって上野を通過しています。

 

 ちなみに、上野を通過するならついでに大宮も通過してしまえばいいのに、と思われる方もいると思います。しかし、大宮は東京に次いで利用者が多い(上野駅より新幹線利用者がかなり多い)ことや、東京の渋谷、新宿、池袋といったような東京の西側に行く人は湘南新宿ライン埼京線で大宮まで行き、大宮から東北新幹線に乗ったほうが、早くて安くて便利なことが多いです。実際に東北新幹線の上りの大宮駅到着前には、渋谷、新宿、池袋方面に向かう人のために、湘南新宿ライン埼京線の案内がされることがあります。

 

このことからも、東京の西側に行く人は東京駅で乗り換えて西側に行くのではなく、新幹線を大宮で降りて湘南新宿ライン埼京線で行く人もおおいことがわかります。そのため、大宮駅は大宮駅周辺に住む人だけではなく、東京の西側からくる人の利用も多く、広範囲から利用客を集める駅となっています。

そのため、大宮は利便性を考えての停車としています。

 

 

このように、各駅からの旅客需要が東京方面に集中している、という特徴をよくとらえたダイヤになっていると考えます。

 

 

 

 

 

 

 

 

映像授業は成績が伸びるのか?

映像授業って最近とても増えてきたけど、成績はのびるの?

 

 大学の教育学(正確には教育工学)という授業で、映像授業の効果、メリットやデメリットについて意見を出し合う授業が行われました。教育工学という学問は、近年発展するICTをどのように教育現場に活用していくのが効果的か、を研究する学問です。例えば、中学校の数学の授業をICTを使って効果的に行うには、円や図形を扱う分野で使うのが良いのではないか、ということを検証したりします。(円や図形はパソコンに描かせたほうがはるかにきれいですね。)

 

 

 今回はこれに関連して、映像授業と成績の伸びについて、大学生である私の実体験も交えて考察していきたいと思います。

 

目次

1 映像授業のメリット

2 映像授業のデメリット

3 筆者の考え

 

本文

1 映像授業のメリット

  第1に、映像授業では、ビデオをレンタルしていく感覚で、自分の好きな(勉強においては自分に必要な)講義をいつでも見ることができます。もうここはわかっているよ、とか、得意だよ、といった分野はさっさと飛ばしてしまい、自分がわからなかったところや、苦手分野を何回も見直す時間にあてられます。私も、理解できなかった場所は5回くらいは巻き戻して再生し、自分の頭の中でかみ砕いて理解できるまで、何度も見たことがあります。

 

 

また、早送りしたり、ゆっくり再生する機能も多くの映像授業についていて、この機能を使うことで、飛ばしたり、じっくり理解しながら聞けたりします。

 「先生、もう一度お願いします!」とかいうのを生の授業でいうのは勇気がいるし、それでもわからず、5回や10回も聞き直すことはできません。そんなことをすれば、周りの人が退屈をしてしまいます。

 

 

 第2に、有名だったり、実力のある講師に習えるということです。生授業をしている講師はたくさんいますが、映像授業になると、インターネットを経由することで一回授業を収録してしまえば、いくらでも多くの生徒がその授業を見ることができます。そして、生徒側としては、映像授業だったからと言って、生授業に比べて、多く授業を見る、ということもあまりありません。そのため、必然的に講師の数は少なくて済むのです。つまり、それだけ講師が厳選されています。また、生授業だと、あの実力講師は別のクラスを担当していて、自分のクラスは担当しない、ということもあります。しかし、映像授業ならば、インターネット環境がある人なら全員が同じ条件で見ることができます。

 

 

 さらに、1で説明したメリットと重なりますが、速習が可能な点も大きな利点でしょう。通常、一般の生授業では、週1回で、授業が年40週あるとして、1年間で40コマほど学ぶのが1つの講座の目安です。これを映像授業で自分で進める場合、40コマならば最短で2週間ほどで終わるでしょう。実際僕も一日あたり4コマ位を平均して進めていき、復習も込みで、40コマを2週間と少しで終わらせる、という経験もしました。私は高校二年の夏休みに数学をこのスピードでおわらせたことにより、一気に数学が得意科目になりました。

 

ただし、相当な気合いがいります。気合いさえあれば、いくらでも速習できて、周りに追いつけ、追い越せてしまうのは映像授業ならではです。

 

 

2 映像授業のデメリット

 当然ながら、教育工学という学問で、どのようにICTを教育に活用していけばいいのかが研究されているくらいですから、教育現場でのICT活用には問題もあります。

 

 

 第1に、先ほど述べましたが、気合いややる気が必要です。映像授業では宿題をまったくやらなくても、授業の再生中に寝てしまっても、お菓子を食べていても注意のされようがありません。また、授業が速習できる反面、いくらでもゆっくりと学べてしまいます。極端にいえば月に1コマでもよくなってしまうわけです。そのため、しっかりと計画を立てて、規則正しく、映像だから多少開始が遅れてもいいやというように、自分に甘えずに続けていく必要があります。余談ですが、浪人生になると、これに似たように、勉強そのものを先延ばしにしたりせず、しっかり自分を律していくことがとても大切です。

 

 第2に、集中力が続かなくなることが多いです。集中がどうして映像授業では続かないかというのは、2つほど理由があると考えます。1つは、映像が単調になりがちだからです。特に受験用の動画では、黒板と先生以外映す必要のあるものはありません。そのため、どうしても黒板や先生の映像がほとんどの時間を占めてしまうのです。なんども同じ光景を目にすると次第に飽きてしまいます。これが映像授業の授業中にも起きやすいのです。ちなみに、テレビ番組、特にバラエティなどでは長くても10秒くらいで画面が切り替わっていくはずです。バラエティー番組ですら、そうでもしないと視聴者は飽きてしまうのです。

 

 

 2つ目の理由は、自分への甘えからです。映像授業は巻き戻しが何度でも可能です。一時停止も容易です。また、開始時間も基本的に自由です。そのため、映像授業だから自分が予定していた時間に遅れてもいいや、とか、どうせ巻き戻しできるから、いまは眠いから授業中だけど寝ちゃおうとか、どうしても甘えてしまいます。私も数えきれないほどこの甘えを経験しました。授業時間に遅れたりしてしまうことに慣れ、常習化してしまうと、勉強をする態度そのものも悪いものとなっていきます。勉強すべき時間に遅れてもいいや、という態度になるということは、それだけ勉強を軽く考えている、ということです。そのようなマインドで勉強を続けても、成績は伸びにくいでしょう。

 

 第3に、孤独である、ということです。映像授業では一人ひとり、見る講座も違えば、時間帯も違います。また、一人一人がパソコンの置いてあるブースで見て、周囲の音を完全に遮断するようなイヤホンをして、ただただ画面だけを見ています。そのため、友達ができにくいし、できたとしても、あの授業○○だよね~などという会話はできません。そういう意味でリラックスしにくいでしょう。ちなみに、浪人生になると、すくなくとも僕は映像授業よりもはるかに孤独でした。浪人時代の話はまたの機会にたっぷりと語ります。

 

 最後に、質問ができないというのもデメリットではあります。友達も同じ授業を受けていないわけですから、巻き戻したりするなどして、何とか自力で理解するしかないのです。ただし、この点に関して、私はそれほど困った経験はありません。なぜなら、映像授業の講師は実力のある講師が多いこともあり、質問の余地もない、わかりやすい授業がほとんどでした。 どうしてもわからなければ、自分で参考書で調べるのもよいです。これはこれで勉強になります。

 

 いかかでしたでしょうか。デメリットもありますが、私は、映像授業で学ぶことはとても良いと考えています。

 

 しっかりと、自分を律する力さえあれば、自分のやりたいペースで、必要な勉強を必要なだけ、しかも素早く行うことができます。そうすれば、成績は必ず伸びるでしょう。そのためにも、早めに自分を律する力を身につけ、受験勉強を効率よく映像で終わらせてしまいましょう。

 

 また、自分を律する力は受験勉強のだけでなく、日常生活にも活かすことができます。例えば、よくありがちなスマートフォンをだらだらとみてしまう、といったようなことです。映像授業を契機に自分を律する力を身に着けておけば、減らすことができるようになります。このように、勉強以外でもとても大切な力なのです。

 

受験を通して、成績を上げると同時に、さまざまな勉強以外の力も身につけてしまいましょう!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

東北新幹線 やまびこ

東北新幹線やまびこ号は列車によって全然速さが違うのはなぜ?

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やまびこ号

 

 今回は東北新幹線東京仙台間のやまびこ号について運転パターン(停車駅パターン)について定期列車を中心に解説。(仙台以北のやまびこ号は一部の臨時列車を除きすべて各駅停車のため、ほとんど所要時間が変わらないので今回は割愛。)

 

 やまびこ号は東京~仙台間、東京~盛岡で走っています。このうち東京仙台間に注目した場合、これらのやまびこは主に3種類に大別される。

 

 A やまびこ1○○号

100番台のやまびこは仙台どまりで、東京福島間でつばさ号と連結をし、福島仙台間では単独で走行します。基本停車パターンは、東京、上野、大宮、宇都宮、郡山、福島、白石蔵王、仙台。

  併結するつばさ号の速達性を確保するため、東京福島間では比較的利用者の多い駅のみに停車。そのため、東京福島間は速い。福島で切り離しを行った後は白石蔵王、仙台と各駅に止まる。なぜ白石蔵王に止まるのかは後述。

 

B やまびこ2○○号

200番台のやまびこは仙台どまり。鈍足やまびこが多い。基本停車パターンは東京、上野、大宮、小山、宇都宮、那須塩原新白河、郡山、福島、仙台。白石蔵王を除く各駅に停車するものが多い。

 この電車は全区間で単独運転を行うため、首都圏と、郡山以南を移動する人向けに停車駅が設定されている。そのため、やまびこの中でも短距離利用が多い便である。

 

C やまびこ4○号、5○号、6○号

2桁の番号のついたやまびこ号は東京盛岡間での運行である。基本停車パターンは、東京、上野、大宮、宇都宮、郡山、福島、仙台と、仙台から盛岡の各駅。

 この電車はやまびこの中では超距離を走る。そのため、仙台盛岡間のはやぶさの止まらない各駅から首都圏に移動する人と、東京仙台間の比較的利用の多い駅から首都圏に行く人向けに停車駅が設定されている。そのため、東京仙台間は速達運転を行っており、後続のはやぶさにも抜かれないものが多い。さらに、100番台のやまびこのように福島で増解決をすることなくすぐに発車するので、これらの3種類のやまびこの中では最も速い。

 

 

 東北新幹線のやまびこ号はこのように停車駅ごとに大きく分けて3種類存在する。なぜこのような3種類の体系となっているのか。

 

 これは、東海道新幹線などとは違い、東北新幹線の乗客の目的地(出発地)がほとんど首都圏であるからだ。東京、横浜、名古屋、京都、大阪といった人口が巨大な大都市をいくつも抱える東海道新幹線とは違い、東北新幹線の大宮以北に、利用者の多い駅は仙台くらいしかない。そのため、路線全体としてみれば、首都圏を発車した東北新幹線の乗客は、途中駅で降りる一方で、東京から離れるほど需要がどんどん小さくなっていく。

 

 東北新幹線の各駅相互間の利用と、新幹線各駅から首都圏への移動割合を考えた場合、後者が圧倒的なのである。そのため、東北新幹線には沿線各駅から東京、上野、大宮にいかに早く到着させるかが重要なのである。

 

 この視点に立てば、3種類のやまびこがなぜそのような停車駅になっているか納得がいくだろう。パターンAのやまびこは福島以遠の山形新幹線各駅と首都圏、Bnoやまびこは郡山以南と首都圏、Cのやまびこは古川~新花巻各駅と首都圏を早く結ぶようにできている。

 

 ここで、白石蔵王にとまるやまびこについても考察したい。よく、Bのやまびこは各駅停車なのに白石蔵王だけ通過とかなぜ?ということが言われる。しかし、きわめて合理的な停車駅設定なのである。Bのやまびこのみが停車する、(A,Cは通過)、小山、那須塩原新白河の3駅に比べて、白石蔵王から首都圏までの距離はかなり長い。

 

 そのため、遠距離である白石蔵王から首都圏への所要時間短縮を図るために、東京福島間で速いやまびこ(Aパターン)を停車させているのである。パターンA,Bのやまびこの間で遠近分離が行われているのだ。ちなみに、山形新幹線と切り離した後なので、白石蔵王に止まっても、山形新幹線の乗客の所要時間が長くなることはない。

 

このように、東北新幹線では、いかに首都圏との時間短縮を図るか、という点が重要視されており、その目的にかなった合理的な停車駅が設定されている。

 

 タイトルに戻るが、東京仙台間でやまびこによって大きく所要時間が違うのはしっかりと理由があった。東北新幹線の停車駅は列車によって停車駅が異なり、わかりにくいという声もよく聞こえるが、それは乗客の利便を考えての結果なのであった。

 

    次回ははやぶさ号の停車駅パターンについても分析をしたい。

 

 

 

 

 

ブレーカー落とすときは気を付けよう!!

ブレーカー落とすときは気を付けよう!!

 

一人暮らしをしているスカッシュピーチ(すかぴー)です。今回はやってしまったことについて。

 平成から令和にかけてのGW10連休。

『よーし、帰省しよう。洗濯を終えて、掃除も終えて、荷物を詰めて。さあ、出発だ。』

『おっと、待機電力がもったいないから、炊飯器とか、充電器とか掃除機とか全部コード抜いてから出よう。』

 

(全て抜き終わる。)

 

『あれ、もしかして待機電力カットするにはいちいちコードなんて抜かなくてもブレーカー落としちゃえばよくね...?この方法頭いいな...どや』

 

っということでブレーカーを落として、電気節約のいい方法を見つけた気分になってそのまま電車へ。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーー移動中------------------

 

そのまま新幹線へ。

 

================移動中(新幹線)=============

 

(ふう、やっと東京についたぞ、在来線に乗り換えて早く実家にいこ)

 

 

んんんんんん?そういえば冷蔵庫の中身、、、、、、、、、

 

 

 

ああああああああああしまった。ブレーカーを落とすと冷蔵庫もつかなくなっちゃうのか。冷凍食品どうしよう。。。。。。。。。

 

(すでに帰省に備え、冷蔵食品は食べきっていた。)

 

 

 

また実家から戻ったらまずは冷凍庫の腐ったものの処理しなきゃいけないのか、、

 

 

 

ダメもとで、大家さんに電話したら、部屋に入ってくれってブレーカーを戻してくれると。本当に助かった。

 

 

帰省するとき、あるいは長期間の旅行などで家を空ける時も、ブレーカーは落とさないようにしよう。

 

待機電力をカットしたいなら、ちゃんとスイッチ付きのコンセントでも買おう。